校長からのメッセージ

本校の教育理念について
 本校は、金沢学院短期大学・金沢学院大学・金沢学院大学大学院を擁する総合学園・学校法人金沢学院大学の高等部です。
 学校法人金沢学院大学は昭和21年5月、金沢市出羽町に金沢女子専門学園が創立されたことに始まります。これが昭和25年4月に金沢女子短期大学となり、さらに昭和27年4月、金沢女子短期大学高等学校が併設されるに至りました。
 昭和56年、学園全体が金沢市末町に移転し、さらに平成5年に高等部が男女共学となりました。さらに校名変更を経て平成28年4月から金沢学院高等学校になりました。

学校長
金沢学院高等学校
学校長 平野 恒男

 本学園の教育理念は「創造」です。そして、この理念を具体化した指針として、以下の3点を掲げています。
  ○ふるさとを愛し、地域社会に貢献する
  ○良識を培い、礼節を重んずる
  ○社会の要請に応え、構想する力、実践する力を育む
 また、これらをさらに凝縮した教育実践目標として、「笑顔であいさつ、感謝の心と礼節ある行動、頑張る金沢学院高生」を合言葉にしています。

 この教育理念について、私は次のように理解しています。
 「創造」とは、これまでに存在しなかった新しいものを生み出すことです。しかし新しいものは、どのようにして生み出せるのでしょうか。
 新しいものとは、それまで見落とされてきたもの、何かの事情で覆い隠されて見えなくされていたもの、見えていたのに無意味だとされ、ないがしろにされてきたもの、あるいは見て見ぬふりされてきたものを拾い上げることから生まれてきます。つまり「創造」とは少しも大げさな話ではなく、自分が見たもの、聞いたこと、感じたことといった、具体的な経験から始まるのです。
 しかしその一方、現在何があるのかを知らなくては、新しいものを生み出すことはできないでしょう。ですから、先人から受け継がれた知識や伝統を学ぶ謙虚な姿勢も大切です。その上で、受け継がれた知識や伝統の中で、新しいものをどう生かしていくかを考えなくてはなりません。

 「ふるさとを愛し、地域社会に貢献する」とは、自分を作り上げてくれた環境や、目の前の具体的な現実を尊重し、そこから考え始めなさいという意味です。「良識を培い、礼節を重んずる」とは、過去から受け継がれてきた知識や伝統を学ぶ、謙虚な心を持ちなさいという意味です。そして「社会の要請に応え、構想する力、実践する力を育む」とは、受け継がれた知識や伝統の不備に目を向けて、新しいものによって補う、あるいは知識や伝統を改める方法を考え、実践しなさいという意味です。
そこに「創造」があるのです。

 これは生徒だけでなく、教員も含めた本校の全員が、肝に銘じるべきことだと私は信じます。